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以前「白老町のアヨロ海岸にあるアイヌ伝説の地、"カムイエカシのチャシ"と"オソロコッ"に行って来たべさ」で、神様の尻餅跡「オソロコッ」などを見るためにアヨロ海岸に行ったことは書いたんだけど、その時には、ポンアヨロ川を渡った対岸にあるという、「神々が降りて遊ぶ」と云われる台地「カムイミンダラ」まで足を延ばす余裕がなかったんだべさ。
で、その「カムイミンダラ」って何だべ?
山田秀三氏著「アイヌ語地名を歩く」(北海道新聞社刊)という本の中のP.173、「ポンアヨロの古伝承(下)」という章の中に、次のような記述があるんだべさ。
以下引用~
ポンアヨロ川をわずかさかのぼり、左の台地に上ると、目を疑うような美しい広場があり、カムイミンダラと呼ばれた。カムイ・ミンタル(神の・庭)の意。「永田地名解」は「六女神の居りし処」と書き、知里さんは「月夜の晩に神々が降りて舞い遊ぶと伝えられ、古代の祭場か」と書いた。
どこも風光が素晴らしい。私が若かったら、観光客のガイドをして、遠いアイヌ時代の伝承の世界にご案内したい秘境?である。
~引用終わり。
上記の「目を疑うような美しい広場」という記述にすっかり惹きつけられてしまい、石器人が是非とも行ってみたい場所の一つになっていたんだべさ。
それにしても、神々が降りて舞い遊ぶ古代の祭場なんて、想像するだけで面白そうな場所だべさ。
2018年11月の下旬に「カムイミンダラ」に行ってみたんだべさ
という訳で、2018年の11月も下旬に入った頃に、神々が降りて遊ぶ台地「カムイミンダラ」まで行ってみることにしたんだべさ。
これが地図代わりのGoogle航空写真だべさ。
↑画面左下の+-ボタンで、拡大・縮小可能。
少し雲が多めの天気だった11月下旬(2018年の話)のある日の午前中に、ボロ車に乗って自宅を出発し、国道36号を南下。
①苫小牧市を経由してそのまま順調に白老町に入り、昼過ぎにはアヨロ海岸に着いたべさ。
また来たべさ |
②釣りしてる人がいたべさ。
先客 |
③目指すはあの斜面の上だべさ。
あの上に行くんだべさ |
④ジグザグの歩道みたいな跡が見えるべさ。
歩道? |
⑤但し向こう側の台地に行くためには、このポンアヨロ川を渡らなけりゃならんのだべさ。
この川を渡らんと行けんのだべさ |
⑥水深は、この日は10cm以下くらいだったので、長靴を履けば余裕で渡れたべさ。
長靴があれば渡れる |
⑦渡ったべや。
対岸に渡った |
⑧上記④で対岸から見えた歩道?の起点まで来たべさ。
さて、登るべ |
⑨歩道の折り返し地点から駐車場を見下ろす。
歩道の折り返し |
⑩台地のてっぺんはまだ先だべさ。
上まではまだあるな |
⑪かなり上まで来たぞ。もう少しで、台地の端の一番高い所に着くべさ。
台地の端の頂上まであと少し |
⑫台地の端に到着したべさ!これが神々が降りてきて遊ぶ台地「カムイミンダラ」だんべ。
カムイミンダラ |
⑬カムイミンダラの山側(右手)はこんな感じ。
山側(右手) |
⑭反対側のアヨロ鼻灯台(カムイエカシ・チャシ跡)方向を望む。
灯台を振り返る |
⑮海岸沿いの台地の縁の方まで行ってみるかい。
海岸の方に行くべ |
⑯海岸沿いの台地の縁まで来たべさ。向こうに見えるのは登別漁港だな。
海岸沿いの縁 |
⑰おおっ!キンタマが縮むべや!
高い所は苦手なんだべさ… |
⑱海岸沿いの縁を少し進んでみたべさ。
海岸縁から見たカムイミンダラ |
⑲もう少し先まで行ってみたべや。
登別漁港が見えるな |
⑳海岸の岩場。
岩場 |
人か?と思ったら鳥だったべや |
㉑海岸の縁から見た「カムイミンダラ」の全景3枚。「神々が降りて遊ぶ広場」と云われるだけあって、なかなかいい雰囲気の場所だべさ。空地だからと言って、「オソロコッ」の山側の様に無闇に太陽光パネルを設置することだけは止めて欲しいもんだべさ。
カムイミンダラ-1(漁港方向) |
カムイミンダラ-2(山側) |
カムイミンダラ-3(今やって来た方向を振り返る) |
㉒あの辺りが来る時一番最初に上った、ポンアヨロ川沿いの台地の最高地点だべさ。
向こうからやって来たんだべさ |
㉓それじゃ戻るとするかい。
戻るべ |
㉔駐車場が見える所まで戻って来たべさ。
ポンアヨロ川沿いの台地の端 |
㉕ポンアヨロ川の河原まで下りて来たべさ。
ポンアヨロ川 |
㉖石でも切り出した跡だべか?
穴が開いとる |
何の穴だべ? |
㉗「大久保」って誰だ?
河口付近の岩場にて |
㉘さて、帰るとすっかい。
帰るべ |
YouTubeに動画をアップしたので貼り付けとくべ
※動画リンク
「アヨロ海岸にある神々の遊ぶ台地「カムイミンダラ」探訪」
-
ということで、神々が降りて舞い遊ぶ広場「カムイミンダラ」の探索は終了したんだべさ。山田秀三氏著「アイヌ語地名を歩く」に書かれていたとおり、広々として気持ちのいい台地だったべさ。あそこにテントを張って何泊かしてたら、もしかして伝説どおりに天から舞い降りて来た神様(宇宙人?)を拝むことができるんだべか??
それと、後で気が付いたんだけど、もう少し登別漁港側の方向に進んだら、2017年9月に「登別漁港近くにあるという地獄穴"アフンルパロ"を探すべ」で訪れた、地獄穴「アフンルパロ」の真上に出られたみたいなんだべさ。
ついでだからそこまで行って下に降りて、「アフンルパロ」の動画も撮っておけばよかったべさ…。
(続く) (前回)
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