2017年6月17日土曜日

台風被害を受けた清水町旭山の別荘地は今どうなっているんだべ?


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もう十数年前になるだろうか、十勝方面をドライブしていた時、偶然に日高山脈の麓にある清水町旭山の別荘地に入り込んだことがあった。

札幌方面から日勝峠を越えて国道275号線を進み、清水町市街の手前で道道55号へ右折した後、旭山から道道859号旭山線へまた右折し、剣山の麓にある剣山神社という所に寄ってみようと思ったのだが、神社へ行く途中にある右手のト字分岐の細い道がなんとなく気になったので、ボロ車でその怪しげな?林道に恐る恐る入ってみた。

すると何やら林の中に、何軒かの建物が建っているのが見える。こんななんも無いとこに人家があるのか?と最初は不思議に思ったのだが、建物の感じからすると、どうやら「別荘地」の様だ。



場所はここらへん↓。

   





で、その旭山の別荘地なのだが、雑木林の中の広い敷地にポツポツと別荘が建っていて、その別荘も手作り感を前面に押し出している物が多い。例えばこんな感じ。

掃除が楽そうな大きさだ
中で寝転んだままでも、大抵の物には手が届きそうな建坪だ。恐らく3坪くらいだろうか?



偶にはこんな普通の家と同じような物件もあるのだが

上のやつに比べりゃかなりデカい


しかし、この手の別荘よりも、やはり手作り感満載のミニ別荘の方がどうしても目に付く。中にはこんな建物もあった。

山深い森の中に忽然と現れる物置?
最初は物置かと思ったのだが、人里からエラく離れているこの山の中の場所に、わざわざ物置を設置する意義を見い出せなかったので、多分これも「別荘」なんだろう、という結論に落ち着いた。

それにしても、こういうタイプの別荘というのは「Simple is Best」を地で行く感じで、石器人が理想とする棲み家にかなり近くて羨ましい。




さて、車がすれ違うたびに譲り合いをしなけりゃならない程狭い、別荘地内の林の中の砂利道を走って行くと、こんな売地の看板も結構見かける。

売地の看板



山の方向に向かって川沿いの細い林道を更に進んで行くと、どうやら最終人家らしい場所に辿り着いた。

最終人家 人の気配は無い

人が住んでいる気配はないから、おそらく別荘だろう。ちなみにこの建物だが、後日ネットで不動産物件を検索したら売りに出されており(価格は失念した)、その後暫くしてから売約済みとなって、売り物件一覧から消えてしまった。


という具合に一通り別荘地内を巡ってみた結果、石器人はすぐにこの場所が気に入ってしまったのだ。

街からはかなり遠いし、冬の間はちゃんと除雪されるのだろうか?、冗談ではなく羆が玄関まで来るんじゃないべか?、などの心配な点はあったのだが、とにかく自然を満喫する暮らしがしたいのなら最高の場所である。誰に気兼ねすることなく、黒板五郎並みの暮らしが出来そうだ。



そんな訳で、家に帰ってから早速ネットで清水町旭山の売地物件を検索したのだが、まず土地価格の安さに驚いた。当時で2~300万も出せば、千坪以上の土地が買えたのである。中には100万で数百坪の区画もあったのだが、そこはどうやら電気を引くのに費用を自己負担する必要があるらしかった。

別荘地、と言っても単一業者が取り扱っている訳ではなく、様々な不動産業者や中には地主が直接売り出している物件もあったのだが、全てに共通して言えることは、上下水道が無いので、井戸の掘削は必須で、便所はボットンか合併浄化槽ということになるようだ。



石器人は、その時にはもう既に石狩管内の山の中に家を建ててしまっていたので、現実的にはこの土地を買う予定はなかったのだが、とにかくその場所は気になっていて、毎年ドライブがてら様子を見に行ったり、ネットで旭山の売地物件の価格調べなどをやっていた。ちなみに、定住者もある程度いるようで、冬に訪れた時には最終人家までの道路は除雪されているのを確認できた。





時は流れて、去年(2016年)北海道を襲った連続台風の話である。

8月の中旬から台風7号に始まって、その後続けざまに何度かの台風が北海道に上陸したのだが、最後にやってきた台風10号による大雨が、道内各所に甚大な被害をもたらした。

それは上記の清水町旭山地区も例外ではなく、日高山脈を源流とする久山川上流にあるこの別荘地でも、川の氾濫によって林内への土砂流出や、道路の寸断などの被害に見舞われたらしい。

「らしい」というのは、日勝峠の手前側が崩落してしまい、国道274号が通行止めとなったのをはじめとして、清水町内の旭山方面に向かう道路も被害を受けて、現地に入れなくなり、ニュースやネットの乏しい情報でしか現場の状況を知ることができなかったからである。





で、その翌年、つまり今年2017年の話だが、そろそろ現地の状況も落ち着いてきたのでは?と思い、自分の目で確認するべく、6月の或る日に清水町旭山の別荘地に行ってみることにした。

日勝峠は未だ通行止めが続いているので、岩見沢~富良野~狩勝峠経由のルートで行くことに。


富良野より芦別岳から連なる山なみを望む。

山がきれいだ
↑写真が切れている左手に芦別岳があるのだが、生憎雲に隠れて見えなかった。



狩勝峠を越え国道38号を南下して、御影から日高山脈側に進む道へ右折する。

御影から旭山方面への農道に右折



羽帯南10線を左折して旭山方面へ

右折


行くつもりだったのだが…

行けない…
ありゃ~、通行止めだ…。


仕方ないので、少し戻ってから旭山線に入り、山側を目指す。少し行くと芽室川に架かる旭山橋がある。ここも氾濫したらしいが、かなり復旧は進んでいる様だ。(地図地点A)

地図地点A 旭山橋
上流方面
下流方面
下流の被害の爪痕其の1
下流の被害の爪痕其の2


橋を過ぎて更に進む。左手道なりに行くと旭山の集落に出るのだが、台風被害の状況を見る為に、右手の分岐方向に寄り道してみよう。(地図地点B)

地図地点B 寄り道の為に右折


ちょっと行った先で、日高山脈側に左折。

山側に左折


次の十字路を友山方向に右折すると、林内には川の氾濫で流出した土砂が白く残っている。

上流側 白っぽいのが流出土砂
下流側 土砂がびっちり
この状況から推察すると、林の中は水浸しだったと思われる。



中野川に架かる「友山橋」にも行ってみた。ここも結構な氾濫具合だったようだ。(地図地点C)

地図地点C 友山橋
上流側
下流側其の1
下流側其の2
下流側別荘にも被害が…



付近にある別荘地も被害を受けている様だ。

深く抉れた別荘地
別荘の敷地内にも土砂が…
物置にも被害が




さて今度は、旭山の集落で道道55号から右手の剣山方向に分岐している道道859線をしばらく進み、途中にある右手の細い道へ右折する。(地図地点D)

地図地点D 道道859号から右折して林道を進む



道の途中にある被害を受けていない別荘。

こちらの別荘は無事だったようだ



この林道を横断する沢に設置された暗渠も被害を受けている。(地図地点E)

地図地点E  大したことがないように見えるが…
下流側は結構抉られている


林道の先にあるドン突きを左折して、山側に向かう。

行き止まりを左折する


左折後に山側に延びる林道。この先に例の「最終人家」がある。

路肩が傷んでいる


山側を目指して進んで行くと

流木が…
道の脇に流れてきたらしい木が片付けられている。


もう少し先に進むと(地図地点F)

地図地点F 盛土補修跡
道路を横断する沢の暗渠排水管がある場所だが、ここも氾濫したようで、車が通れる程度に簡易に盛土で補修した状態だ。

暗渠排水管のある沢の下流側はエラいことになってる…。

だいぶ削られてる…


暗渠排水管のある沢に流れてきたと思われる巨大な石。

流れてきた巨石其の1
流れてきた巨石其の2
車の大きさと比べてみて欲しい。こんなのがゴロゴロ転がってきたら人間は勿論のこと、家屋もタダじゃ済まないべな…。




最終人家を目指して、更に奥に進むと(地図地点G)

地図地点G 工事中だ…
通行止めかい
工事中で通行止めである。通行止め看板の少し先で、道が抉れているのがわかる。

ほほう、そうかい…。この先の道路は、未だ復旧の途中ということらしい。だけど、この先にある、あの最終人家には、台風の際に人は滞在していなかったのだろうか?

まあ、定住住宅ではなく別荘で、且つ無人状態だったとすれば、今頃補修工事をしても問題ないのかもしらんけど。





という訳で、最終人家まで行ってみる方法は無くなったので、名残惜しいけど帰路に就くことにしたのだった。あの様子ではまだ暫くかかりそうだから、秋口にでももう一度行ってみることにしよう。


(続く)  (前回)



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