2017年9月9日土曜日

美瑛町の青い池と白金規範牧場


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石器人が好きな街の一つに、美瑛町がある。美瑛町は全体的な雰囲気も好きなのだが、中でも好きな場所なのが、有名な丘状のラベンダー畑ではなく、あんまり知られていない「白金規範牧場」という処である。正式な名称は「白金共同利用規範牧場」というらしいが、ネットで検索すると「白金規範牧場」という名称で呼ばれていることが多いらしいので、そちらの呼び方を使うことにする。

で、7月下旬のある晴れた日、久し振りに牧場に行ってみようかと思い立ち、石器時代のボロ車で美瑛町までドライブしてきたので、以下にその時の事を記録しておこう。

地図はコレ。

  

今回は岩見沢を経由するルートを使ったのだが、石器人が岩見沢経由で美瑛へ行く時は、いつも富良野市街を避けた裏道を使っているので、今回はその富良野市街手前辺りからの裏道についても、地図にポイントを載せておいた。





自宅から岩見沢方面を目指し、道道116号から桂沢を経由して国道452号に合流する。三段滝PAの先にある富良野へ向かう分岐から道道135号へ右折し、国道38号に突き当たったら富良野方面へ右折。

富良野市街に入る手前で富良野大橋側へ左折(地図ポイント1)し、鳥沼公園から西北西に上がってくる道路に突き当たったら右折(地図ポイント2)して、学田経由で一直線に道道298号を目指し、道道とのドン突き(地図ポイント3)を左折。上富良野町市街手前の六差路から後藤純男美術館へ向かう斜め右前の道路へ進入(地図ポイント4)

美術館を過ぎて道なりに進むと道道353号に合流(地図ポイント5)するので、そのまま白金温泉方面を目指して山の方へ走る。

白金ダムを過ぎると道道966号との交差点(地図ポイント6)に出るので、右折して少し進んでから
すぐまた「開空窯」で左手の道に左折(地図ポイント7)

左折して農道を上がって行くと、右手に「美瑛自然の村」「火山砂防情報センター」に向かう側道が右手に現れるので、そこを右折(地図ポイント8)。その先の道路の右手が、「白金規範牧場」である。

これがその「白金規範牧場(地図ポイント9)」の写真。

白金規範牧場から十勝岳方面を望む

牧場の南西方向を望む

噴煙を上げる十勝岳
十勝岳連峰の麓に広がる広大な牧場で、開放的な風景が非常に気持ちのいい場所である。



更に牧場横の道路を進んで行くと

牧場横の道路



「十勝岳火山砂防情報センター」に出て、ここで行き止まり。地図ポイント10

十勝岳火山砂防情報センター

避難所になっているようだ
この「十勝岳火山砂防情報センター」は、北海道開発局の旭川開発建設部所管の施設である。1988年の十勝岳噴火後に、避難場所として建てられた建物らしいが、1階は火山に関する様々な情報を映像で体験出来、2階は十勝岳の写真などが展示されているようだ。



道の終端に見えるトンネル状の入り口が、白金温泉からこちらの施設に避難してくる人達用に設置された「シェルター付き階段」である。

噴煙を上げる十勝岳と白金温泉からのシェルター付き避難階段

避難階段入り口
写真右側の下方に白金温泉があり、避難階段はそこに通じている。階段は火山弾を防ぐ為なのだろうか、透明なシェルターに覆われている。階段の数は全部で286段あり、石器人も一度、ここから白金温泉まで往復したことがあるのだが、結構な運動量だった。



これが避難階段の先にある白金温泉。

階段の下にある白金温泉
下まで降りてからまた上ってくるのは結構しんどいので、今回は眺めるだけにしておこう。





さて、車はここで行き止まりだったので、引き返すことにしよう。

で、来る途中、道道966号との交差点を通過する時に、やけにバスや乗用車の行き来が多いなと感じたのだが、どうやらそれは近年有名になった美瑛町の青い池へ向かう人とそこから帰ってくる人達だったらしい。

石器人は、メジャーな観光スポットはあんまり好きではないのだが、折角近くまで来たんだから、ちょこっとその「青い池」とやらを覗きに行ってみるかい。



という訳で、再び道道966号との交差点(地図ポイント6)まで戻り、今度は「青い池」のある左側に曲がる。


ちょっと走ると看板と駐車所への入り口が左側に見えるので、左折してその砂利道に進入する。程なく駐車場(地図ポイント11)が現れるのだが、いやいやいやいや、ほとんど満車に近い状態だべさ…。



これが駐車場の写真。入り口方向を向いて撮ったので大したことがないように見えるが、反対側(背中側)の広い駐車場は9割方埋まってしまっている。仕方なく、入り口付近のここら辺に停めるしかなかった。

駐車場の入り口付近 この反対(背中)側はほぼ満車状態



駐車場から「青い池」に向かう歩道も人だらけで、何やら意味不明な言葉が飛び交っている。ここにいる殆どの人達は、外見は日本人と変わらないのだが、どうやら中国語を話しているようだ。おまけに話す声が大きいもんだから、まるで異郷に迷い込んだような気分になるべさ。



その大きな声の人達に囲まれながら、ゾロゾロと未舗装の歩道を進んで行くと、やがて右手の樹々の隙間から、池の一端が見えて来る。

左手の歩道は異国人だらけ 右手は「青い池」の端っこ?


更に進むと池の全容が見えて来るのだが、とにかく人が多過ぎてうまく撮影ポイントを決められない…。

木々の隙間には人、また人、人…


良さそうなポイントには必ずと言っていいほど人が…



それでも、何とか中国語を話す人々の隙間を掻い潜って撮った「青い池(地図ポイント12)」の写真がこれだ。

歩いてきた方向の池を望む

「青い池」の真ん中辺りを正面から撮る

これから歩いて行く先の池の終端部分を望む

水面に立つ枯れ木

やっぱり水の色は噂通りなかなか青いな。看板に偽り無しだべさ。但し、こうして撮っている間も、背後をひっきりなしに中国語を話す人たちが通り過ぎて行く。




歩道の終点まで歩いてきたのだが、人が多くてあんまり長居できる雰囲気でもない。で、帰りの歩道(往路とは別の道)を戻ることにしたのだが、その道もまた中国語を話す人達で混み合っていたのだった…。

帰りも混んでる…
やっぱりメジャーな観光スポットは苦手だ、ということを再認識したべさ…。





車に戻って、中国語で麻痺した頭を一休みさせてから思ったことだが、来る前は静謐で神秘的な雰囲気を想像していた訳だが、現地に実際に行ってみると、そういう感じとはちょっと違っていた。

もちろん「青い池」自体や周囲の森は、静謐で神秘的な雰囲気を持っているし美しいのだが、観光シーズンど真ん中の所為か、そこに入り込んで来る人達が自分も含めて多過ぎる様な気がする…。まあこれは石器人自身が、ろくに人も行かないような場所の方が好みだから、ということもあるのだろうが。

ということで、今度来る時は今回の様な夏場の観光シーズンは避けて、雪の残る春先か、紅葉も散ってしまった根雪直前の季節を選んだ方がいいのかもしれない、と思いながら帰路に就いたのだった。


(続く)  (前回)


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