[道案内] [目 次] [連絡先] [ブログ] [何だべ?コレ]
今年の9月6日未明に発生して道内に大停電を引き起こした、最大震度7の「胆振東部地震」の震源地のすぐ近く(というか殆ど真上?)に、以前訪れたことのある「静川遺跡」があるんだべさ。
この「静川遺跡」、かなり大きな台地状の遺跡で、今回の地震で被害を受けたんでないべか?と思い、どんな様子か覗いて見るために、現地に行ってみることにしたんだべさ。
-
この遺跡について再度簡単に説明しておくと、場所は苫小牧東部の開発地域内の静川に位置していて、現地に立っていた看板に拠れば「約4000年前の縄文中期の遺跡」らしく、遺跡自体は「東地区」と「西地区」と呼ばれる二つの大きな台地で構成されており、「西地区」台地の北端に車を停められる場所があるんだべさ。
静川遺跡へのアプローチだべさ
まずは、地図の代わりにGoogle航空写真で、「静川遺跡」の位置を貼り付けとくべ。
↑画面左下の+-ボタンで、拡大・縮小可能。
ということで9月も末のよく晴れたある日、ボロ車に乗って「静川遺跡」のある苫小牧市に向かって自宅を出発したんだべさ。国道234号を南下して
Ⓐウトナイ湖の手前で道道129号に左折。
Ⓑ道なりに進むと、やがて国道235号にぶつかるので、鵡川方面に向かって左折するべさ。並走する日高自動車道の苫東中央ICを越えてしばらく進むと
Ⓒ左手に「静川遺跡」の看板が見つかるので、そこを左折。
Ⓒ「静川遺跡」の看板があるので左折 |
ここから2km先にあるらしいべさ |
Ⓓ「静川遺跡」への道のりは砂利道になるんだけど、「往路」と「復路」が別の様で、行く時はこの二股の左手に進むみたいだべさ。
Ⓓ行きは左手に進む |
一方通行なんだとさ。「復路」が書いてないけど、この先どっかで案内表示があるんだべか?
一方通行らしいべさ |
こんな感じの道を進んで行くだよ。
砂利道を進む |
Ⓔ少し進むとと右手に看板発見。アレ?前回来た時にこんな看板あったべか?記憶に残ってないんだけど…。で、この看板が曲者だったんだべさ。
Ⓔ右手に看板があるんだけど |
前回来た時は真っすぐ進んだ様に記憶しているんだけど、上の小さい標識の表示だと、パッと見はどう見ても「右折して200m行けば静川遺跡」があるという風に読み取れるべさ…。
Ⓔ地点の看板 どう見ても「右に行け」だべさ |
仕方ないから、上側の小看板の「右折」の指示通りに右折して進んでみたら、「復路」と思われる道に出てしまったんだべさ。「復路」だと逆戻りして遺跡に行くことは出来ないので、仕方なく看板のあるⒺ地点まで引き返し、看板に書いてあることをよ~く確認したら、右折せずに真っすぐ進めばよかったんだべさ…。やっぱり前回の記憶が正しかったんだわ。
真っすぐ行けばよかったんだべさ… |
…と思ったんだけど、冷静になって下の大きな看板をよく読んだら、ちゃんと赤字で「国指定史跡「静川遺跡」を見学される方は、そのままお進みください」って書いてあったべさ…。よく読まなかった石器人の早とちりだんべ。
Ⓕ気を取り直して、改めて看板のあるⒺ地点から真っすぐ進んで行くと、また右手に標識が…。
Ⓕまた標識が |
Ⓕ地点の標識の拡大写真。指示通りに行ってはみるけど、今度は正しい案内なんだべな?今イチ不安が拭えないんだけど…。
Ⓕの標識 今ひとつ確信を持てない… |
こんな感じの狭い道を進んで行くんだけど、この道は何となく見覚えがあるべさ。
道は狭くなる |
迷うか?と思ったけど、何事も無く「西地区」北端にある駐車場に到着したべさ。まあ、以前に一度来てるんだし…。
Ⓖ駐車場にも「静川遺跡」の全景看板があるんだべさ。
Ⓖ駐車場の「静川遺跡」全景看板 |
もう一つの看板。「落とし穴(水色表示)」とかもあって、なかなか楽しそうな遺跡ですな。
Ⓖ遺跡の説明看板 |
拡大図 |
説明書き |
「静川遺跡」を探訪するべ
さて、先にGoogle航空写真を使って、「静川遺跡」の全体図を載せとくべ。
↑画面左下の+-ボタンで、拡大・縮小可能。
①それでは、まず「西地区」の台地に上がってみることにするべ。
「西地区」台地に上る |
②「西地区」台地上から南東方面を望む。やっぱりでっかい遺跡だべさ…。
南東方向 |
東方向 |
④「西地区」台地上から南西方面を望む。
南西方面 |
⑤それでは「東地区」の方に行ってみるかい。これが「東地区」へと続く、渡り廊下みたいな尾根状の台地だべさ。
この尾根を通って「東地区」へ行くだ |
⑥先の方に、何やら看板が立ってるべさ。「環濠」部分の説明看板だべか?後で行ってみるべ。
尾根上から正面(北東方向)を望む |
尾根上から右手を望む |
尾根上から左手を望む |
⑦まずは「東地区」台地の南端まで行ってみるべ。
台地の南端まで行くべ |
⑧「東地区」台地南端から南方向を望む。おや?下の方の草っぱらに、何か黒い筋が見えるべさ。最初は歩道かと思ったけど、どうやら違うみたいだべさ。今回の地震による地割れだべか?
台地南端から南方向 |
歩道かと思ったけどそうでもない様な… |
地震による地割れだべか? |
⑨さて、これは「東地区」台地の北東端から北東方向を撮った写真。
台地北東端から北東方向 |
⑩さて、次はさっきチラッと見えた「環濠」の看板?が立ってる場所に行ってみるべ。
さっき見えてた看板の場所まで行くべ |
⑪やっぱり「環濠」の看板だったべさ。
「環濠」の看板 |
「環濠」部分の拡大 |
ということらしいべさ |
⑫これが「環濠」があった場所だべさ。発掘作業後は埋め戻されたみたいだべさ。
「環濠」が掘られていた場所 |
⑬看板の「環濠」の図が「人の顔」みたいに見えたので、ペイントで写真に「環濠」を書き込んだら、スクリームみたいになったべや。
鼻と口は嘘だべさ |
⑭「環濠」部の先端、つまり「東地区」台地の北西端部分。肩の部分が若干崩れてるけど、地震の影響だべか?
崩落? |
地割れもあるべさ |
⑮蝦夷鹿の足跡。あちこちにあるべさ。
鹿の足跡 |
⑯さて、それでは戻るとするかい。
「西地区」台地方向を望む |
⑰駐車場の看板に記載があった「落とし穴」を、キョロキョロ探しながら「西地区」台地の北西端まで戻って来たんだけど、「落とし穴」はどうやら埋め戻されたらしく、どこにも見つからなかったべさ。そういえば、前回来た時も「落とし穴」を探し回った様な気が…。
「西地区」台地北西端より駐車場付近を望む |
とまあこんな感じで、「静川遺跡」の探訪は終了したんだべさ。
⑱駐車場からの帰路は、途中にこんな一時停止の標識がある箇所を左折すれば、一方通行の「復路」となり、国道235号からの入口まで戻ることが出来るべさ。
一時停止を左折すれば「復路」となる |
YouTubeに動画をアップしたべさ
YouTubeの方にも、リコーのWG-M2で撮影した動画をアップしといたので、貼り付けとくべ。
-
ということで、「静川遺跡」を一通り歩いてみたんだけど、「胆振東部地震」の震源地に極めて近い(というよりはほぼ真上?)場所なのに、何箇所か地割れ?は確認できたものの、想像していたほど地震による被害はなかった、というお話だべさ。
(続く) (前回)
[道案内] [目 次] [連絡先] [ブログ] [何だべ?コレ]
-関連記事-
何だべ?コレ
-リンク-
石器人の足掻き
イテテテ団