2019年4月19日金曜日

アヨロ海岸にある、神々の遊ぶ台地「カムイミンダラ」に行って来たべさ


[道案内]  [目 次]  [連絡先]  [OP]  [何だべ?コレ]


以前白老町のアヨロ海岸にあるアイヌ伝説の地、"カムイエカシのチャシ"と"オソロコッ"に行って来たべさで、神様の尻餅跡「オソロコッ」などを見るためにアヨロ海岸に行ったことは書いたんだけど、その時には、ポンアヨロ川を渡った対岸にあるという、「神々が降りて遊ぶ」と云われる台地「カムイミンダラ」まで足を延ばす余裕がなかったんだべさ。




で、その「カムイミンダラ」って何だべ?

山田秀三氏著「アイヌ語地名を歩く」(北海道新聞社刊)という本の中のP.173、「ポンアヨロの古伝承(下)」という章の中に、次のような記述があるんだべさ。

以下引用~

ポンアヨロ川をわずかさかのぼり、左の台地に上ると、目を疑うような美しい広場があり、カムイミンダラと呼ばれた。カムイ・ミンタル(神の・庭)の意。「永田地名解」は「六女神の居りし処」と書き、知里さんは「月夜の晩に神々が降りて舞い遊ぶと伝えられ、古代の祭場か」と書いた。

どこも風光が素晴らしい。私が若かったら、観光客のガイドをして、遠いアイヌ時代の伝承の世界にご案内したい秘境?である。

~引用終わり。


上記の「目を疑うような美しい広場」という記述にすっかり惹きつけられてしまい、石器人が是非とも行ってみたい場所の一つになっていたんだべさ。

それにしても、神々が降りて舞い遊ぶ古代の祭場なんて、想像するだけで面白そうな場所だべさ。



2018年11月の下旬に「カムイミンダラ」に行ってみたんだべさ

という訳で、2018年の11月も下旬に入った頃に、神々が降りて遊ぶ台地「カムイミンダラ」まで行ってみることにしたんだべさ。


これが地図代わりのGoogle航空写真だべさ。


↑画面左下の+-ボタンで、拡大・縮小可能。



少し雲が多めの天気だった11月下旬(2018年の話)のある日の午前中に、ボロ車に乗って自宅を出発し、国道36号を南下。

苫小牧市を経由してそのまま順調に白老町に入り、昼過ぎにはアヨロ海岸に着いたべさ。

また来たべさ





釣りしてる人がいたべさ。

先客





目指すはあの斜面の上だべさ。

あの上に行くんだべさ





ジグザグの歩道みたいな跡が見えるべさ。

歩道?
↑この歩道?を辿れば上に行けそうだべさ。





但し向こう側の台地に行くためには、このポンアヨロ川を渡らなけりゃならんのだべさ。

この川を渡らんと行けんのだべさ




水深は、この日は10cm以下くらいだったので、長靴を履けば余裕で渡れたべさ。

長靴があれば渡れる




渡ったべや。

対岸に渡った





上記で対岸から見えた歩道?の起点まで来たべさ。

さて、登るべ
↑取っ掛かりの個所だけ、少し嶮しいべさ。




歩道の折り返し地点から駐車場を見下ろす。

歩道の折り返し





台地のてっぺんはまだ先だべさ。

上まではまだあるな






かなり上まで来たぞ。もう少しで、台地の端の一番高い所に着くべさ。

台地の端の頂上まであと少し






台地の端に到着したべさ!これが神々が降りてきて遊ぶ台地「カムイミンダラ」だんべ。

カムイミンダラ
↑想像してたよりも広い台地だべさ。




⑬カムイミンダラの山側(右手)はこんな感じ。

山側(右手)





反対側のアヨロ鼻灯台(カムイエカシ・チャシ跡)方向を望む。

灯台を振り返る





海岸沿いの台地の縁の方まで行ってみるかい。

海岸の方に行くべ





海岸沿いの台地の縁まで来たべさ。向こうに見えるのは登別漁港だな。

海岸沿いの縁




おおっ!キンタマが縮むべや!

高い所は苦手なんだべさ…




海岸沿いの縁を少し進んでみたべさ。

海岸縁から見たカムイミンダラ






もう少し先まで行ってみたべや。

登別漁港が見えるな





海岸の岩場。

岩場
人か?と思ったら鳥だったべや





海岸の縁から見た「カムイミンダラ」の全景3枚。「神々が降りて遊ぶ広場」と云われるだけあって、なかなかいい雰囲気の場所だべさ。空地だからと言って、オソロコッの山側の様に無闇に太陽光パネルを設置することだけは止めて欲しいもんだべさ。

カムイミンダラ-1(漁港方向)
カムイミンダラ-2(山側)
カムイミンダラ-3(今やって来た方向を振り返る)





あの辺りが来る時一番最初に上った、ポンアヨロ川沿いの台地の最高地点だべさ。

向こうからやって来たんだべさ




それじゃ戻るとするかい。

戻るべ




駐車場が見える所まで戻って来たべさ。

ポンアヨロ川沿いの台地の端




㉕ポンアヨロ川の河原まで下りて来たべさ。

ポンアヨロ川





石でも切り出した跡だべか?

穴が開いとる
何の穴だべ?





㉗「大久保」って誰だ?

河口付近の岩場にて





さて、帰るとすっかい。

帰るべ



YouTubeに動画をアップしたので貼り付けとくべ



※動画リンク
アヨロ海岸にある神々の遊ぶ台地「カムイミンダラ」探訪










ということで、神々が降りて舞い遊ぶ広場「カムイミンダラ」の探索は終了したんだべさ。山田秀三氏著「アイヌ語地名を歩く」に書かれていたとおり、広々として気持ちのいい台地だったべさ。あそこにテントを張って何泊かしてたら、もしかして伝説どおりに天から舞い降りて来た神様(宇宙人?)を拝むことができるんだべか??

それと、後で気が付いたんだけど、もう少し登別漁港側の方向に進んだら、2017年9月に登別漁港近くにあるという地獄穴"アフンルパロ"を探すべで訪れた、地獄穴「アフンルパロ」の真上に出られたみたいなんだべさ。

ついでだからそこまで行って下に降りて、「アフンルパロ」の動画も撮っておけばよかったべさ…。




(続く)  (前回)



[道案内]  [目 次]  [連絡先]  [OP]  [何だべ?コレ]

-関連記事-
何だべ?コレ

-リンク-
石器人の足掻き
イテテテ団

2019年3月21日木曜日

樽前ガローの別荘地?探訪


[道案内]  [目 次]  [連絡先]  [TOP]  [偶然見つけた田舎物件]


前回白老町のアヨロ海岸にあるアイヌ伝説の地、「カムイエカシのチャシ」と「オソロコッ」に行って来たべさで、白老町のアヨロ海岸まで行った時のことなんだけど、苫小牧市街を抜けた辺りで、以前に行き先を決めずにドライブしていて見つけた「樽前ガロー」の別荘地?に寄り道してみたんだべさ。その「樽前ガロー」という場所なんだけど、苫小牧市の樽前川にある渓谷で、苔が生えて切り立った岩肌が特徴の観光名所らしい(石器人は未だ行ったことかないので…)べさ。

この景勝地「樽前ガロー」近くにある閑静な林の中の別荘地?を見つけたのは、確か2000年前後頃だったかと記憶してるんだけど、一戸ごとの区画が広く、おまけにポツポツとしか家が建っておらず、かなり石器人の理想に近い宅地だったんだべさ。

但し、石器人はその頃にはもう石狩管内の山の中に家を建ててしまっていたので、現実的にここに住むという予定はなかったんだけど、それでもこういう「辺鄙な別荘地」マニアの石器人には非常に魅力的な場所だったので、それからも何回か立ち寄ってはいたんだべさ。


そんな訳で、昨年に野外動画撮影用カメラのリコーのWG-M2を買ったこともあり、今回の主目的である白老町のアヨロ海岸に向かう前に、「樽前ガロー」付近の分譲地を探訪してみようと寄り道して動画などを撮ってみたので、その時の記録を以下に纏めておこうと思うべさ。


こちらが地図代わりのGoogle航空写真。

↑画面左下の+-ボタンで拡大・縮小可能。




樽前ガローの分譲地を探訪してみるべ(2018年11月中旬)

2018年11月中旬のある日の朝早く、自宅をボロ車で出発し、千歳経由で国道36号を南下。

途中で道道781号に入りそのまま苫小牧市街を抜け、駒沢大を過ぎた辺りのドン突きを左折。国道36号に出る手前の踏切前で、国道沿いに走る裏道へ右折し、国道36号と並走しながら白老町方面へ走る。

その裏道を暫く走ると、社台駅の手前辺りでドン突きにぶち当たるので、そこを右折して樽前山方向に向かう。後は道なりに走って行けば、難なく樽前ガローの分譲地に到着するんだべさ。


ここが分譲地の中ほどにある「樽前ガロー」への入り口だべさ。バス停(道南バス)の名前も「樽前ガロー」になってるべさ。

右へ曲がると「樽前ガロー」
「樽前ガロー」への案内板
道南バスのバス停「樽前ガロー」





メインストリート沿いの区画は空地だらけ。ポツポツと住宅が点在してるだけだべさ。

空地だらけで住宅はポツポツ…





分譲地内の側道も空地だらけ。但し点在する住宅はお洒落な感じだべさ。

側道も空地が多い
たまに建ってる家はお洒落な感じ




メインストリート樽前山側方向に家があるから、ちよこっと行ってみるべ。

家があるべさ
近づいてみたべさ





おっ、売家の看板が…。ちなみに奥の白い家は別の区画だべさ。

売家だべさ
ログハウスだな
593.56㎡
↑値段は書いてなかったけど、奥の方に小さいログハウスがあるんだわ。





そのログハウス前(正確には隣の白っぽい家の前)に、道南バスのバス停「北樽前」があるんだべさ。バス転回場と思われる広場もあるから、多分ここがバスの終点だんべ。

終点?のバス停「北樽前」
バス転回場?




バス転回場からさっきの売家のログハウスを見た図。ちょっと売家脇の側道に入ってみるかい。

あそこの側道に行ってみるべ





やっぱり家はポツポツとしか建ってないべさ。

家はまばら





空地の区画は笹が繁り放題だべさ。

空地は笹薮状態





側道は回路状になっているので、グルッと回ってみるべ。

側道をグルッと回るべ





⑪さっきの「売家」の裏に出て来たべさ。

さっきの「売家」の裏手に出たべさ


2018年11月に撮った静止画像は、取り敢えずこんなところだべか。

後はリコーのWG-M2で動画を撮ってあるので、詳しくはそっちの方を見て欲しいべさ。




YouTubeに動画をアップしたので貼り付けとくべ





動画リンク先樽前ガロー近くの別荘地?を探訪してみたべさ









ということで、「樽前ガロー」近くの分譲地の探索は終了したんだべさ。

以前に来た時は少しあった「売地」の看板は、もう見当たらなくなってたけど、上に書いた様に「売家」は1軒見つかったんだべさ。

それにしても閑静で広々としていて、雰囲気のいい場所だべさ。

心配な点があるとしたら、活火山である樽前山麓に位置しているので、万が一大規模な噴火があった場合、火砕流やら泥流やらの直撃を受けるんでないべか?という一点だけだべさ。



(続く)  (前回)



[道案内]  [目 次]  [連絡先]  [TOP]  [偶然見つけた田舎物件]

-関連記事-
偶然見つけた田舎物件
何処に続く道だべ?

-リンク-
石器人の足掻き
イテテテ団