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前回、2017年の9月初めに現地に行った時の記事、「登別のリフルカであの世の入口を探すべ」の最後の方にも書いた様に、登別の「地獄穴」はリフルカのアフンルパルだけではないことが事前の下調べで分っていたので、リフルカの探索が終わってから、もう一つの「地獄穴」があると言われている登別漁港近くの海岸に行ってみることにした。
その「地獄穴」は「アフンルパロ」と呼ばれていて、登別漁港から車ですぐ近くまで行ける様だ。
これが地図。
↑左側のオレンジマークが「リフルカのアフンルパル」で、右側のオレンジマークが「登別漁港近くのアフンルパロ」。尚、登別漁港のど真ん中に登別市と白老町の境界があるので、「登別漁港近くのアフンルパロ」の所在地は白老町ということになるべさ。
地図よりGoogleの航空写真の方が現地での位置を掴みやすいので、こちらも載せることにした。
↑オレンジのマークがアフンルパロ。画面左下の+ボタンで拡大表示が出来る。
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ということで、まずは登別漁港まで行ってみるべ。
「リフルカのアフンルパル」から国道36号に出て苫小牧方向に左折。登別駅前の信号を駅に向かって右折し、室蘭本線沿いに走る道路へ左折。少し行くと、右側に踏切を越えて登別漁港に続く道があるので、右折して踏切を渡る。すぐに海岸通と呼ばれる広めの道に突き当たるので、そこを左折。ちょっと進むと右手に漁港へ入る道が見えるので、そこを右折すれば登別漁港だ。
漁港からアフンルパロ方向を見た写真。「ここら辺」と書いた辺りに地獄穴が…。撮影方向の反対側、つまり撮影者のすぐ後ろには登別漁協の建物がある。航空写真のポイント1。
登別漁港からアフンルパロ方面を望む |
漁港沿いの道を崖が露出している海岸方向に走る。
漁港沿いの道 |
こんな感じの道を進んで行くと
崖が迫って来る |
駐車場に出るので、ここに車を停める。航空写真のポイント2。
駐車場 航空写真ポイント2 |
駐車場から徒歩で先に進む。左手はこんな感じの崖になっている。
崖 |
草っ原の中の踏み跡を歩いて行く。
踏み跡を進む |
この狭くなった個所を通り過ぎると
狭い… |
崖を使ってロッククライミングの練習をしている人達がいた。軽く挨拶してその人たちの横を見たら、こんな看板が立っている。航空写真のポイント3。
看板が… |
何て書いてあるんだべ?
左側の看板 |
こちらがアフンルパロだけの説明書きの看板。
ということだそうだ |
で、その看板の横に穴らしきものが…
おお!看板の右に穴が |
穴を正面から見る。
正面から |
それでは入ってみるべ。中は人が立てる程度の高さはある。写真は入り口から向かって左側の洞穴壁面。
入り口から向かって左側の壁面 |
こちらは入り口から向かって右側の洞穴壁面。
入り口から向かって右側の壁面 |
そしてこれが正面。おやっ!?奥に続いているんだべか?
細い通路が奥に? |
と思ったら、あっさり行き止まりだったべさ…。
行き止まり |
石器人はジジイだけど未だ亡者にはなっていないから、仕方ないので洞内を観察してみることにするべ。まずは行き止まり部分の拡大写真なのだが、木っ端の下は砂みたいですな。
木っ端の下は砂? |
天井部分の写真。平たい石の欠片を挟んで、高さを調節して巨大な石を載っけている様にも見えるけど、まあ偶然の産物なんだべな。
天井の石を支える部分 |
足元は砂だべさ。
足元の木っ端の下は砂 |
地獄穴の中も見終わったので外に出るべ。
すぐ近くは海岸だべさ |
いい景色だべさ。
漁港側を見る |
さて、戻るとするかい。来た道を戻って駐車場を目指すべ。
引き返すべ |
駐車場に戻って、ボロ車で登別漁港の道を走っていたらカモメが横断してきた。
呑気なもんだべさ |
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以上で、「登別漁港近くのアフンルパロ」の探検も終了した。石器人は鈍い所為か、「リフルカのアフンルパル」でも、この「登別漁港近くのアフンルパロ」でも、「地獄への入り口」を連想させられる様なおどろおどろしさは感じなかったのだが、直線距離にしておよそ2.5kmしか離れていない近さに、二つの「地獄穴」が存在するということは非常に興味深い。
近いと言えば、室蘭のハルカラモイという場所にも「地獄穴」が存在するらしいが、こちらは嶮しい場所にあるので、海上から眺めることしか出来ないらしい、というのが残念だ。
そんな訳で、取り敢えず胆振地方の地獄穴探検はこれで一旦終了して、次は鵡川町に存在するという地獄穴「オマンルパロ」に出向いてみようと思う。
(続く) (前回)
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