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2019年2月5日火曜日

UFOを呼ぶ謎の施設、ハヨピラ再訪!例の震度7の地震で崩壊してないべか?


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確か2000年頃だったと思うが、「宇宙友好協会(略称C.B.A)」という愉快な人たちが平取町に造ったUFOを呼ぶ施設、「ハヨピラ」に行って来たことは、以前謎の神殿?UFOを呼ぶハヨピラで書いた。

この「ハヨピラ」という場所は、その「宇宙友好協会)」なる団体を母体として実施した事業の一環で造成された施設らしく、「UFOとコンタクトする為の施設」として1964年に計画され、1967年に完成したということでなのだが、その後残念なことに「宇宙友好協会」は消滅してしまったらしい。名前からして楽しそうな人達の集まりみたいな感じなので、無くなったことは非常に残念だべさ。

尚、協会消滅後の経緯を簡単に記しておくと、謎の施設「ハヨピラ」は、「宇宙友好協会」消滅後に平取町に移管され、「ハヨピラ自然公園」という名称に変わったのだが、その後施設の老朽化などで閉園となってしまう。現在は、施設と言うか廃墟はそのまま残ってはいるものの、「公園跡地」という扱いらしいべさ。





さて、その「ハヨピラ」なのだが、結構な、というより物凄い急斜面に造成されていた記憶があるので、9月6日に隣の厚真町を震源地として発生して震度7を記録した、「胆振東部地震」で崩壊してしまったんでないべか?と気になり、再び訪れてみることにしたんだべさ。



それでは「ハヨピラ」のある平取町まで行くことにするべ

こちらが、地図代わりのGoogle航空写真だべさ。

 

↑画面左下の+-ボタンで拡大・縮小可能。




ということで、2018年の10月も半ばのよく晴れた日の朝、自宅からボロ車に乗って平取町目指して出発したんだべさ。


石器人は国道などの幹線道路を走るのがあんまり好きじゃないので、今回も若干遠回りにはなるけど、自分の好きな裏道経由で行ってみたべさ。

「長都沼」脇のバイパス?を経由して千歳市祝梅まで行き、道央圏連絡道路を潜って駒里まで行き、道道258号に合流。途中でノーザンホースパーク横の道路に入り、そのまま南下して遠浅方面を目指す。

遠浅に出たら、国道234号を渡って道道482号に進入し、暫く走ると道道287号にぶち当たるので、右折して道道287号を進む。厚真市街で道道59号に入り、そのまま道なりに進んで仁和の辺りで道道74号との分岐に出るが、道道59号をそのまま南下する。

そのまま道道59号を進み続けると、平取町に入ってすぐに、国道237号に突き当たるから、平取市街を目指して左折して国道を北上。

平取町役場を過ぎてすぐの信号を斜め左に進入。市街地を抜けてそのまま北上する。



すると、前方に懐かしい「ハヨピラ」が見えてきたべさ。

ハヨピラの頂上付近が見える

頂上の構造物



少し行くと、「ハヨピラ」の入り口に着くので、そこに車を停める。尚、この少し先の方にも結構立派な駐車場があるべさ。

「入口」に車を停める




UFOを呼ぶ謎の施設「ハヨピラ」再探訪記録Part1 <下の広場~階段フェンス部分まで>

入口にある「ハヨピラ」についての説明看板。名前の由来について書いてあるべさ。

入口の説明看板
「ハヨピラ」の語源
だそうです



「閉鎖中」らしいけど、特に「立入禁止」の表示も無く、おまけにゲートの脇に踏み跡まであるので

踏み跡がある



踏み跡に従って入らせて貰うことにするべ。道を上がって行くと

道を上る



④「ハヨピラ」の神殿?の最下端の広場に出たべや。如何に階段が急傾斜か、この写真でわかってもらえるべか?

神殿?下の広場



下から見上げた「ハヨピラ」の神殿?の姿だんべ。

神殿?を下から見上げる
↑こんな急な階段なのに、隣の町で震度7だったあの地震でも崩れていないのがすごい…。



階段の付け根に立っていた看板。

ハヨピラの由来


※ところで不思議なことに、入り口~⑬辺りまでの間をリコーのWG-M2で撮った筈の動画が、何故だか記録されていなかったんだべさ。不思議だわ…。

但し、一緒に持って行ったFinePix S9900Wでも入口~⑬間の写真は撮影していて、何故かそっちの方は無事だったので、このブログに写真をアップする分には支障はなかったんだべさ…。

というような事情で、ブログ記事の最後の方に貼り付けてあるYouTubeにアップした動画では、入口~⑬辺り(10分37秒頃)までの部分の動画は無く、その間は静止画像を使ったスライドムービーになっているんだべさ。





それでは、神殿に向かって左手の方を探索してみるかい。おや?階段があるべさ。

神殿左手の階段



階段を上がると、右手方向に階段が…。上ってみるべ。

右手に階段




今度は、左手方向に上る階段が現れるので、これも上る。

上になんかあるべさ…




なんだべ?アレ…

像みたいなもんが…



この愉快な石像は

どことなくユーモラスなお姿
表情がなんとも言えないべさ…





下の看板にも書いてあった、アイヌの文化神「オキクルミ」だんべ。

オキクルミの像
↑アイヌ伝説で出てくる文化神「オキクルミ」については、ネットで検索すれば詳細な解説が見つかるけど、かいつまんで言えば、「アイヌの人々に生活する上での知恵を授ける神様(魔物退治とかもしたらしいが)」という立場の御方だったらしいべさ。

の看板に拠れば、その文化神「オキクルミ」がこの地に降臨して、家の造り方や織物、狩猟のやり方などを教えたんだとさ。

で、なんでそのアイヌの文化神「オキクルミ」の像が、「UFOを呼ぶために作った施設」内に建てられたのかはよくわからんけど、「オキクルミ=宇宙人」という認識でこの施設を造ったんだべか??




⑫「オキクルミ」の像のすぐ上にはこんな物が…。どう見ても飛行機にしか見えないんだけど、「UFOを呼ぶために作った施設」という趣旨から考えると、「宇宙ロケット」と考えるのが妥当なんだべか?

飛行機にしか見えんけど多分「ロケット」?



その「宇宙ロケット?」のある場所から、神殿の階段に出られるみたいだべさ。

お!神殿に出られそうだべや
※↑この⑬辺りで何故かWG-M2が復活して、再び動画が撮影可能になっていたんだべさ。

何でこんな現象が起きたのかはさっぱりわからないんだけど、ここの神様「オキクルミ」は人に祟る様な神様ではないみたいなので、もしかしたら、前回アイヌ伝説集「鵡川の神沼」探しPart2 どうしても本命の未踏沼2が見つけられないべさ・・・で探検しに行った「鵡川の神沼」に棲むと言う、「悪臭で人の頭もハゲらかす魔物」の祟りなんだべか??

まあそれはそれとして、動画が撮影できるようになったんだから探検を続けることにするべ。




神殿の急な階段の端っこに出たべさ。フェンスがあって階段からはこれ以上は上に行けないみたいだけど、そんなことよりアレはいったい何だべ?

なにアレ?





コレはもしかして「UFO=空飛ぶ円盤?」を模したオブジェだべか?或いは、「裸の銃を持つ男」でブレイクしたレスリー・ニールセンの若き日の主演映画で、1956年公開の傑作SF「禁断の惑星」に登場した、ニールセン率いる探検隊が乗っていた「円盤型宇宙船」のようにも見えるべさ。

UFOのオブジェ?




まあそれはそれとして、やっぱり神殿の階段は急だな。高い所がそんなに得手でない石器人にとっては、結構おっかないべさ…。

階段はかなり急だべさ…
↑それにしても、この場所の階段も全然崩れてないな。あの地震をよく耐え抜いたもんだべさ。




⑰「UFOのオブジェ?」から沙流川を望む。

沙流川が見える




神殿の階段の向こう端に着いたべさ。おや?何か建ってるな…。

柱が建ってるべさ
「オキクルミ」降臨の図だべか?
↑よくわからんけど柱の「絵」から推察するに、文化神「オキクルミ」降臨を表したモニュメントでないんだべか?





UFOを呼ぶ謎の施設「ハヨピラ」再探訪記録Part2 <階段フェンス部分~頂上の小屋まで>

さて、Part1の⑭で書いてる様に、フェンスがあるから階段からはこれ以上は上に行けないんだけど、Part1の⑱のモニュメントの横から藪漕ぎで上に行けそうだべさ。

ここから上に行けそう



それじゃ、灌木を掴みながら上ることにするべ。おや?アレは何だべ?

何だ?



よくわからんけど、「UFOの離発着用のカタパルト」だべか??理解不能な構造物だんべ。静止画はこれだけなんだけど、貼り付けたYouTube動画の方で詳しく撮ってあるので、そちらで全容を確認出来るべさ。

UFOのカタパルト?




さて、その「カタパルト?」を乗り越えて更に上がって行くと、頂上小屋の横まで到達したべさ。

頂上の小屋の横に出たべや
小屋横の何やらわからん構造物
ここまで上がれば見晴らしもいいべさ
いい眺めだべや



それでは、頂上小屋の探索に移ることにするべ。

頂上小屋に入るべ



入口に向かって左側のスペース。

入口左手のスペース



入口に向かって右側のスペース。かなり狭い。

入口右手のスペース




入口正面には鉄製の階段が。錆びてるべさ…。でも前回(確か2000年頃?)来た時と比べても、錆の状態はさほど変わってないような気も…。

錆びてるな




前回は上ることは諦めたんだけど、今回は恐る恐る上ってみたべさ。階段を踏み抜くほどまでは錆びていなかったので、なんとか小屋のてっぺんまで来れたべさ。

小屋のてっぺんに上ったべさ




反対側はこんな感じだべさ。

反対側




沙流川下流方向の風景。いい眺めだべさ。

沙流川下流方向



沙流川上流方向の眺め。

沙流川上流方向



神殿の階段を見下ろす。「UFOのオブジェ」と一番下の広場の門も見えるべさ。それにしても急な階段だべさ。階段の一番上まで見たけど、地震によって崩れた様な跡は確認できなかったべさ。

神殿の階段




ところが!…景色に見とれて気が付かなかったんだけど、フロアの鉄板はこんな状態になってる個所も…。

錆び穴が開いてるべや…
↑錆び穴が開きまくりで、足を載せたら踏み抜きそうだべさ…。




俄かに不安になって来たので、そそくさと下りることにしたべさ。心なしか、階段も上って来た時よりグラグラする様な気も…。

さっさと下りることにするべ




何とか下りて来たべさ。それにしてもこの階段、あと何年もつことやら…。

下りたべさ





小屋の正面に掲げてある嘗てのシンボルマーク?も、今や見る影もない。いったいどんなデザインのマークが付いていたんだべか?

小屋正面の嘗てのシンボルマーク?の残骸




さて、頂上小屋も一通り見終わったので、さっき上って来た藪の中を漕ぎながら戻ることにするかい。

藪漕ぎで戻る

Part2の①の地点(「オキクルミ」のモニュメントが建ってた場所の横)まで戻ったら、後は一気に一番下の広場まで急な階段を下りて来たべさ。




ところで以前来た時(2000年頃?)には、まだ花時計らしき痕跡が確認できた様な記憶があるんだけど

そう言えば「花時計」があった様な…



今じゃ雑草が繁って、「花時計」の跡は見る影もないべさ…。

「花時計」跡は雑草だらけ



そう言えば、下の広場には便所があるんだけど

下の広場にある便所



㉑扉が無い、というか便所の横に扉が外れて落ちてるんだべさ!ここで用を足すのは、相当の豪の者じゃないと無理な気がするべさ…。

小はともかく大は無理だな…



㉒広場下の駐車場。車を停めたゲートのある場所のすぐ先にあるので、ここに車を停めればよかったべさ。

広場下の駐車場




さて、見るべき所はだいたい見た(と思う)ので、車を停めたゲートまで戻るとするかい。

車に戻るべ



YouTubeに動画をアップしたので貼り付けとくべ










ということで今回は、9月に発生した最大震度7の胆振東部地震で、「ハヨピラ」が崩れ落ちていなかったか確認しに行ったんだけど、地震の影響を感じさせる様な痕跡は見当たらなかった、というお話だべさ。

すぐ隣りの町が震源地で、おまけに素人施工じゃないの?と思われる様な部分もある造りなのに、案外と丈夫なもんだべさ。これも、文化神「オキクルミ」の御利益だべか?


※関連記事
2016年12月3日「謎の神殿?UFOを呼ぶハヨピラ
YouTube動画「UFOを呼ぶ?謎の施設「ハヨピラ」再訪!


(続く)  (前回)



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