2018年1月3日水曜日

山田秀三氏著の「北海道の地名」が面白いから古本を手に入れたべさ


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謹賀新年。

以前石器人が、北海道曹達株式会社の経営者でアイヌ語地名研究家でもあった、故・山田秀三氏の著の「北海道の地名」(北海道新聞社刊)という本を道立図書館で見つけたことは、あの世の入口 -いわゆる地獄穴について- 知里真志保・山田秀三著で書いた。

で、これがその図書館から借りた「北海道の地名」だ。

道立図書館から借りた「北海道の地名」


この「北海道の地名」は、地名毎に解説を載せている、所謂「辞書タイプ」の本なのだが、読んで行くとこれがなかなか面白い。石狩、天塩、北見、根室、千島!、釧路、十勝、日高、胆振、渡島、後志の11の地方別にセクションが分かれているので、興味のある地方のページを開いて、50音順に記載されている地名を見て行く度に、興味深い地名とその由来が見つかるからだ。

あの世の入口 -いわゆる地獄穴について- 知里真志保・山田秀三著でも触れた「地獄穴 アフン・ル・バル」についての記述の他にも、ピラミッド山のある野花南近くの「空知大滝」や占冠近くの「赤岩青厳峡」、屈斜路湖畔の「アトサヌプリ」等々、読んでいるだけで行ってみたくなる地名がゴロゴロ出て来るのだ。


但し、非常に面白い本ではあることは間違いないのだが、借りた物なので2週間経てば返却しなければならず、赤線を引いたりチェックを付けることなど勿論出来ない。


更に、2017年の10月になってからのことなのだが、道立図書館の閲覧室の天井の一部が剥がれ落ち(以前から老朽化してるべさ、とは思っていたのだが…)して「アスベスト飛散の恐れがある」だかの理由で、図書館は休館状態に入ってしまい、いつ再開されるかの目途も経たない状態なので、もう借りることもままならなくなってしまった…。


これはやっぱり、個人的にこの本を入手しておくしかないべさ、という訳で、ネットで古本漁りを始めたのである。





で、調べてみた結果、この「北海道の地名」は、現在でも新品で草風館刊行の物が入手できるらしいのだが、価格が税込み6,480円とかなり高い…。

必然的に、北海度新聞社版の古本しか選択肢がなくなるのだが、こちらの方はアマゾンで簡単に見つけることができた。

札幌の古書店が、マーケットプレイスに出品していた物なのだが、値段が税込みでも草風館版の新品の半額以下で買えるので、躊躇せずに注文することにした。


ということで、これが古本で手に入れた「北海道の地名」だ。

古本で手に入れた「北海道の地名」

帯は写真でわかるように擦り切れているのだが、本体の中身は書き込みなどもなく、割と程度はいい。





やっぱり自分の本だと、蛍光マーカーで塗ることも出来るし、傍線も自由に書き込めるから使い勝手がいい。

全部で586ページと、結構なボリュームがある本なので、一つ一つの地名の由来に感心しながら読んで行くとなかなかページが捗らないのだが、石器人が次に行ってみたくなる様な場所が山ほど載っているので、現在、発泡酒を飲みながらじっくり読み進めている真っ最中である。



(続く)  (前回)



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