2017年8月18日金曜日

月形町から雨竜町まで国道を一切使わずに北上するべ!其の1


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今からウン十年前、道北のある街に赴任していた頃の話なのだが、そこから実家のある札幌に帰省するのに使っていたルートが二通りあった。

ひとつは日本海の海岸線沿いに国道231号をひたすら南下するルートで、こちらの方は国道しか通れる道がないので迷うことはなかったのだが、いっつも同じ道を通る為、さすがに飽きて来る。

そこで目先を変えてみようと、少し遠回りにはなるのだが、内陸の深川市方面に向かい、碧水から国道275号を南下するルートを走ることにしたのだが、このルートにしても単調な国道の風景ばかり眺めながら走っていると、やっぱり飽きが来る。


ただ幸いなことにこの275号ルートには、日本海側の231号とは違って国道沿いに結構な農道が存在していたので、気分転換の為に時々その農道の方に入って南下することが多かった。

そんな中、ある年のお盆の頃だったと思うのだが、いつもの様に碧水から国道275号を南下し始めた時に、ふと「国道を一切使わずにどこまで南下出来るんだべ?」という考えが湧き上がってきた。

思い付いたらどうしても試してみたくなるのが横道好きの石器人の性で、雨竜町追分の道道47号の交差点から西側に右折して、国道沿いの農道を南下してみることにした。

で、その時に結構苦労して道を探しながらも、月形町まで国道を通らずに行くことに成功し、それ以降その裏道が、帰省する時の定番ルートになったのだが、石器人の職場が札幌近郊に代わってからはその道を通る機会も無くなり、いつしかその裏道の存在すら忘れてしまっていた。





時は流れて2016年6月のある日の話。

天気もまあまあのドライブ日和だったので、月形方面にでも出かけてみるかと、新篠津村経由で月ヶ岡に向かう農道をボロ車で走っていたのだが、国道275号との交点の辺りで、突然、「アレ?ここって昔、札幌に帰省する時に通った雨竜からの裏道の終点だよな」ということに思い至った。いやいや、懐かしいべさ。

という訳で、特に目的地も決めていなかったので懐かしさも手伝い、このまま「雨竜~月形裏道ルート」を逆走してみることにしたのである。


これが今回走った、裏道ルートの前半部分である「月形町月ヶ岡~浦臼町鶴沼」間の地図。
  

この続きの裏道ルート後半部分、「浦臼町鶴沼~雨竜町」間の行程・地図については、月形町から雨竜町まで国道を一切使わずに北上するべ!其の2を参照のこと。




これが農道から国道275号との交差点と月ヶ岡の踏切を見た写真。地図ポイント1

地図ポイント1 月ヶ岡の踏切
手前十字路が国道275号との交差点で、左手が札幌方向。奥に見えるのが、JR札沼線月ヶ岡駅の踏切である。




踏切を越えて、月ヶ岡農免農道を右折、左折を一度ずつしてから五耕地山方面に向かって進むと、道道11号月形厚田線に合流するT字路にぶつかるので、月形町市街を目指して右折する。地図ポイント2

地図ポイント2 月形町市街を目指して道道11号との合流T字路を右折



途中にある知来乙公園。左手にある道が「道民の森」方面へ向かう 道だ。地図ポイント3

地図ポイント3 「道民の森」入り口


札沼線の踏切を再び越えて、国道には出ずに左手の道へ入る。地図ポイント4

地図ポイント4 左手の道へ


変則交差点を、国道には出ずに月形の市街地へ向かって直進。地図ポイント5

地図ポイント5 直進というか左斜め前方の道に進む


月形の市街地を通り抜け

このまま直進。右手には国道275号が並走している。


国道275号に合流する手前で左折。地図ポイント6

地図ポイント6 左手の道に曲がる


札沼線の踏切をまた越える。

踏切を越えて山の中の道に突入


こんな感じの道を進んで行くと

山の中の道


札比内の水田地帯に出るので、道なりに進んで行く。地図ポイント7

地図ポイント7 札比内(多分)の水田地帯


景色はのどかだ…。

天気はまあまあ


晩生内のT字路に出るので、山側に向かって左折。地図ポイント8

地図ポイント8 晩生内のT字路を左へ


で、すぐまた右折。地図ポイント9

地図ポイント9 右手の道へ右折


こんな感じの道を走り

また山道


道なりに進むと水田地帯に出るのだが、景色はいい。

晴れてきた


国道275号方面を望む。

向かって右側の国道275号方面の景観


さらに山の中の水田地帯を進んで行くと

説明を追加


「浦臼国際ライフル射撃場」に出る。地図ポイント10

地図ポイント10 ライフル射撃場


更に直進すると滝田川の十字路に出る。冬場はこの先は進めないので、右折して浦臼市街まで出るしかない(国道までは行かない)のだが、夏場は通行可能なのでこのまま直進する。地図ポイント11

地図ポイント11 このまま直進


路面はすぐに砂利道になる。

山の中の砂利道


しばらく道なりに進んで行くと、左手の山側から下りて来る道とぶつかるので、その道へ左折する。地図ポイント12

地図ポイント12 側道に左折


山の中の道を上って行くと

結構急な登り


いきなり開けた畑作地帯に出る。

何となく見覚えがあるな…


天気も良くなって最高だわ。

左手、つまり西側の風景



更に進んで行くと十字路が。地図ポイント13

地図ポイント13 ああ、そうか!やっぱりここは…
国道275号から鶴沼ワイナリーへ上ってくる道との交差点だべさ。



交差点を左折して、山側のワイナリー方向に行ってみよう。

山側に左折


これがワイナリーの葡萄畑。

葡萄畑だ


鶴沼ワイナリーのワイン直売所がある。地図ポイント14

地図ポイント14 ワイン直売所


更に山の上に向かって上って行くと、何やら施設が…。

何だろう?


田園空間博物館の「ぶどうの丘 恵彩館」という建物らしい。地図ポイント15

地図ポイント15 田園空間博物館て何だべ?



こんな説明看板がある。

説明書き
どうやら石造りの農業用倉庫を山の上に移築して、博物館として利用しているらしい。



納得したので、先ほどの地図ポイント13の十字路まで戻ろう。

地図ポイント13 先ほどの十字路。右手から走って来た



道が2車線になり、広くなっている。まっすぐ進むと国道275号の鶴沼に出るようだ。

まっすぐ行くと国道275号に行き当たる



しばらく下ると。左手に新十津川方面から来る農道が見える。地図ポイント16

地図ポイント16 新十津川方面に行く農道との分岐


標識の拡大写真。

左手が新十津川・雨竜方面



その左折して新十津川方面に行く農道の入り口から、新十津川方面を望む。

分岐入り口から新十津川方面を望む


本当はこの先に進みたかったのだが、日もだいぶ傾いてきたので、今日のところはここまでで打ち止めとすることに。

もうじき夕暮れになる





以上が、月形町月ヶ岡から浦臼町鶴沼までの裏道ルートである。ここから、まだ雨竜までの裏道の行程はかなり残っているのだが、それについては今年(2017年)の夏に走ってみたので、後日また改めて書くことにしよう。


※続編
2017年8月22日月形町から雨竜町まで国道を一切使わずに北上するべ!其の2に続く。



(続く)  (前回)



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